オーベルジュってご存じですか? フランス語で宿泊施設のあるレストランという意。宿泊施設といってもメインは料理。つまり、時間を気にすることなく料理を楽しみ、目覚めればおいしい朝食が待っている…そんな幸せなひとときが過ごせる場所なんです。

 
さて、今回ご紹介する「オーベルジュ オー・ミラドー」は日本初の本格的オーベルジュとして18年前にオープンした老舗なんです。なんとオーナーシェフは知る人ぞ知るフランス料理界の巨匠勝又登さん。都内で流行っていた2軒の店を閉めて、昔からの夢であった、地の食材にこだわった料理を始めました。自家農園で育てた野菜やハーブ類、相模湾と駿河湾で捕れた魚介、天城山中で放し飼いで育てたシャモ、卵など、すばらしい食材で作るフレンチは美食家たちにとって憧れです。


● スズメとウヅラのエキゾチック風
私が訪れたのは平日のディナー、にもかかわらず満席。メニューは10000円、13000円、15000円の3コース。勝又さんはその日の素材を見てからメニューを考えるとのこと。この日のテーマは『鶏』。なかでも印象に残ったのは「スズメとウズラのエキゾチック風」。写真手前にあるのはアボカドコロッケの上に横たわったスズメのコンフィ。
   
「スズメは頭が一番おいしいだよ」とシェフの言葉に、スズメ初体験の私でしたが思いっきり頭ごとカリカリといきました。もちろん脳みそもチュッとね。ウズラにはクスクスとレーズンが詰めてあり甘くスパイシーな味。そしてもうひと皿「長野産ホロホロ鳥の七変化」。
● 長野産ホロホロ鶏の七変化
オードブルと思えないほどの豪華な内容!
   

● 天城シャモの取り合わせカルダモン風味
栗の葉で包んでローストした胸肉、もも肉、尾っぽの軟骨、レバーと余すところなく味わえる
腿肉とトリフのロール、乾燥フルーツとフォアグラの組み合わせ、霜降り胸肉・クルミ・リンゴの赤キャベツ包みなど、単純に“おいしい”という一言では片付けられない “奥が深〜い”味。さらに、ひと皿、ひと皿が芸術的! これが『ザ・勝又さん』の味なのでしょう。デザートまで10品ほどがこの調子で出てくるのですから凄いです。
   
どこから食べるのといった感じなのです。箱根に行ったら是非ではなく、勝又シェフの料理を食べに是非箱根まで行ってみてください。

オーベルジュ オー・ミラドー
住所   神奈川県足柄下群箱根町湖尻159-15
電話   0460-4-7229
営業時間 ランチ12:00〜14:00(LO)
     ディナー17:30〜21:00(LO)
     チェックイン15:00〜、チェックアウト〜12:00